色々と拗らせて、行き場もないので書き散らす。もとい当たり散らかす。色々と考えを巡らせてみる。
621へ否定的な部分もあるかもしれませんが、こちらはあくまで私が見てきた621です。よそはよそ、うちはうち。
621へ否定的な部分もあるかもしれませんが、こちらはあくまで私が見てきた621です。よそはよそ、うちはうち。
これは621へ投げつける石。私の意志を投げてぶつけてるから読みづらい。そのあたりご了承の上で読んでください。
\届いてくれー! 621ー!/
(っ'ヮ')╮ 三(石)
【プレイヤーと621との関係性】
こちらの交信は届かず、ただ621をサポートするだけの部品に過ぎなかったのだと思う。
ウォルターから受け取った様々なものに対してプレイヤーの気持ちは大きく揺れ動くのだが、当事者である621はウォルターに応える描写がない。私自身の気持ちと同一ではなく、621はひとつの個として存在すると考える。
その解釈が、私には腑に落ちる。落ちてしまった。
一応最初はプレイヤーの分身としてプレイしてたんですよ。でも3周目途中、コーラルリリースについてよく知らないだろうに「君、それ大丈夫だと思って進んでるの……?」と不安になっちゃったんですよね。
私は黒幕ぶっ潰すつもりなので構わんけど、何を根拠に進んでいるのかと。コーラル輸送阻止の時なんか、エアちゃんがちょっと不安気だったけど、621は気に留めてくれたのだろうか。
価値観の違いからエアちゃんと敵対することも厭わないと思う私でさえ、そんなエアちゃんが心配なのに……621はどうなんだ。
621は、エアと生きるためにコーラルリリースを進めていないのでは、というのは少し感じていた。
ここでやっと、分身ではないという考えに目が向いたのかな。
【621の自我とは何か、何を思っていたのか】
無機質な機械の応答か、人間のような受け応えか。それがどういった形なのか、どこまで可能なのかは定かではないが、少なくとも621自身にも意志はあるのかもしれない。
ルビコンの結末に、主要人物であるウォルターとエアの意志が大きく関わっていることも、621の自我について語るには欠かせない要素だ。
火√においてはウォルターが、解放者√においてはエアが、思い描き願う結末へ辿り着く。であれば賽√は恐らく、621の意志ではないだろうかと考える。
621は、ずっと倉庫にしまわれ埃を被っていた、売れ残りである旧世代型の強化人間だ。
体を動かすこともできず、けれども自我や意志というものが僅かでも燻っていたのなら。そんな621がウォルターに拾われ、ACを乗ることでやっと自由に世界を駆け回れたのだとしたら。
『どこにでもいける』というコーラルリリースは、621にとって最高の世界ではないだろうか。
過去を持ち合わせず、何かを残そうとも思っていない。人類の存続だとか、誰かの想いだとか、621にとっては“そんなもの”であって、ただ動ければそれだけでいいのかもしれない。
ウォルターも、エアも、621を縛るような存在にはならなかった。
621は世界の有様も解いて飛んでいくほど、自由に焦がれているのだろうか。
私は、621がまるで“底のない棺桶”のように思う。
自分が入るとも思っていないし、誰かが花を手向けたところで落ちていくばかりで。
【621への印象と評価】
自分が入るとも思っていないし、誰かが花を手向けたところで落ちていくばかりで。
こちらがどんなに感情をぶつけても、ウォルターがどんなに言葉を掛けても、元より底がなければ受け取りようがない。届くはずがないのだ。
生き様も死に様もなくて、世界に漂う何かであって、掴みどころがない。そもそも621自身が、何かを掴む気すらないように思う。
私自身があいつに宿っている変異波形だと自覚してから、底のなさを強く感じるようになった。
正直、考えたところで621が変わるとも思わないのだが、生憎と私はウォルターが一番であるので仕方なく付き合うしかないのだ。
なんにも応えてくれない621がどうなろうと知ったこっちゃないが、それでもウォルターが気にかけているのはC4-621という強化人間だ。
ウォルターが621へ掛ける言葉は、全て621のものなんだ。私じゃない。
それでも私は願ってやまない。621がひと握りでも感情を持ち、僅かでも心が揺れることを。
そしていつか、喪失感によって苛まれ葛藤することを、人並みの苦しみを味わってほしいと願うのである。
こっちはいつもお前の感情を肩代わりしてきたんだ。いい加減ウォルターの気持ちを受け止めて、死ぬまで苦しんでもらわなきゃ割に合わない。
背景はいらない、まずは底を埋め立てろ。固めて下地を作れ。
私はウォルターが好きだ。命を賭して使命を全うすべく、死へ向かいながらも生きる姿が好きだ。
ウォルターを自らの手で葬り弔いたいと願う。それこそが、彼が安らかに眠る唯一の方法だと考えるからだ。平和に生きるウォルターは必要としていない、強火厄介犬なんだ。
直接この手で、目の前でウォルターの命が終わるのを見届けないと気が済まないんだ。最も近い場所で、隣で、一緒に燃え尽きたいんだよ。
ずっと抱えている使命も、捨ててしまえるはずの贖罪も、きっと彼ひとりじゃ持ちきれないじゃないか。
ウォルターは621に背中合わせで声を掛けて、信頼は強いけれど見ている方向がまったく違うもの同士だ。
こんなに哀しい背中の預け方があるかよ。あってたまるかよ。
621が応えてくれたら……ウォルターが信頼するお前がせめて少しでも背負ってくれたなら。
621、お前はACに乗るだけの強化人間なのか。部品で終わっていいのか。
私というプレイヤーもまた部品のひとつに過ぎないが、お前は違うんじゃないか。
しかしこれは私がウォルターを第一に考えているのであって、621を尊重する行いではない。ウォルターの621への想いを否定しかねないものだ。
だから、何も応えない621を責めることはできない。
あいつはもっと自由で気ままだが、私もまた自分勝手を押し付けているんだ。
【まとめ】
- 私自身は『621の強化人間としての部品に宿る、不安定なコーラル変異波形』である。
- 621は“底のない棺桶”で、何もかも解いて飛んでいくような存在。縛れるものはただひとつ自由だけ。
- ウォルターにとって唯一の安息は、この手で葬り弔うことだと考える私は強火厄介犬。
- 621はそんな考えを払拭してくれるよう、早く応えてくれよマジで。
誰かのため、或いは信念のため『生きるでも死ぬでもなく存在し続けること』を選ぶ姿は時に美しいと私は思う。尊いというのだろうか。
それはロードランにおける火継ぎや、ヤーナムで夢を見ることなく夜に留まる狩人といった存在に、見出してきたものだ。
なんだかんだ621も、そこに並んでしまうのだろうか。複雑だ。
ところでAC6を2024年11月頃に始めたきっかけのひとつが「二次創作よみてぇ〜!」ということもありまして。
【余談というか、ぐちゃぐちゃな気持ちを並べる】
そのころイベント参加したものの未プレイだからと読むの我慢して悔しかったんですよね。
3周クリアした今現在、『よそはよそ、うちはうち』という感じで他所様の621を眺めることはできるし創作も楽しめているのですが、プレイ前のワクワクとしていた希望が、私の解釈する621によって幾分か阻まれてるところもあります_(:3 」∠)_
自分も創作してみたものの、ウォルターの穏やかな日々を願いたいのに思い描けなくて、なんかぐちゃぐちゃで。応えてくれない621に己の気持ちを代弁させるようなものを、墓標を立てるがごとく書いて。
一応、弊621の設定みたいなものもあるけどさ、あれは自分のアバターだよ完全に。私が見てきた621はさ……誰の考えも及ばないし、デレないんだよな。
ウォルターに甘えたいわけじゃない、肩を並べて歩きたい。でも彼の生き様を否定したくないし……どうしたらいいんだ……。
私が望んでいたのは、辿り着きたいのは、ここじゃないのに……ここじゃないんだ……。
いつぞや見かけた、621の先輩にあたるハウンズの印象や解釈についても書いておく。
あのトレーラーにおいて映るハウンズの姿は、トレーラー配信当時では『自身の命さえ使う合理的で無機質な機械』の印象。ゲーム発売後で未プレイ当時、色々な感想を目にしていたので「ハンドラーのためなのかな」と。
Twitterに流れてくるものを眺めると、今でも概ね「ウォルターのため」という印象が大多数なのだろうか。
しかし一方、ある海外の人はそんな日本人による印象について「献身ではなく諦観に見える」という感じで、それが興味深く、心に残っている。
ゲーム本編ではハウンズについて語られることはない。実際のところ彼らの気持ちはわからないままだ。
どういう見方でも印象でもいいだろうけど、解釈するにはあまりにも情報が足りな過ぎる。
彼らの気持ちを断定することなんてできない。感情があるのかもわからない。
何も見えてこないものに対して、人は、自分の見たいように見る生き物だ。
それぞれが抱く印象は、己が見たいものだ。そうであってほしいという願望を塗りたくるものだ。
私は、火√において621はウォルターのため、燃え残った全てに火を点けたのだと思っていたい。期待くらいはさせてほしい。
しかしウォルターを“星”と表すならば、621は“空”なのか。
空に絵の具を塗ろうとしても、バケツいっぱいにぶちまけても、重力に逆らえずこっちがぐしょぐしょに塗れるだけだ。
目に映すことしかできないのか。
621よぉ、こっちはお前の代わりに底となって受け止め続けてるのによぉ~〜!!!
一緒に共感してくれよ、同じウォルターのもとで仕事してる仲っていうか一緒に戦ってきた仲じゃあねぇのかよ……!
受け止める底がなけりゃ尊厳なんてないんだって、ウォルターも心を注ぎすぎなんだよな〜~~!
まあ、ウォルターのそういうところが大嫌いで大好きなんだけどさ……人間くさくてさ……。
ああ、やっとラスティの気持ちがわかった。君の背景が見えた気がするってやつだ。
底のないやつ見たら、そりゃ何かに当てはめておかないと理解できないもの。
それはそれとして推し量ろうとするのはやはりいただけない、私の気持ちは私のものだ。その理屈でいくと621の気持ちもまた621のものだ。うおー!
でもまあ、勝手に推し量ろうとされるのは嫌だよな。そこはごめん。背景云々言われた時621も同じ気持ちだったのかな。そうだったら嬉しいよ。応えてくれよ。
あとチャティの事なんだけどさ。チャティは、621にとって数少ない対等な関係だと思ってるんだ。
だからもし賽√でなんの感慨もなかったとしたら……そこだけは絶対に許せないんだ。
ウォルターの事はまあいいんですよ、まあね。カーラさんも、ブルートゥの事があって多少は警戒心を持っていてもおかしくない。
だけどチャティは621の事を真っ直ぐに見ていてくれたんじゃないかって思うんですよ。
私は友達だと思ってるんだよ……!
だから、そんなチャティを蔑ろにされるのは絶対に許せない。
どうなんだよ、ビジター……!
「621はプレイヤーの分身なのかな」と思って寄りかかったら、火が燃え移って灼かれながら落ちていったよね!
【最後に】
当の本人は涼しい顔ですよ……!
これは嫉妬だ。621という“火種”から燃え上がった、私の嫉妬の炎だ。ウォルターの気持ちは621にしか向いていないんだ。
お前も寄り添ってくれよ、お前が移したこの燃えている感情に付き合ってくれよ……!
お前も寄り添ってくれよ、お前が移したこの燃えている感情に付き合ってくれよ……!
……でもやっぱり私の気持ちは自分だけのものだから、621に分けたくないよね!!!
自分は人間やめられないから、この気持ちを一生背負っていくしかない。いっぱいあるけど分けてやらん。
お前は、そのまま全部ぜんぶ落としていけばいい。
だけど……621はいいよな。なんにも持たなくていいんだから。ずっとずっと高く広く、どこにでも行ける。
どういう気分なんだろう。応えてくれないんだよなあ。
きっと、621はそれでいいんだよな。
という感じでルビコンでの独立傭兵稼業を経て傷心となり、かろうじてかさぶたになったくらいです。
消化器の色がHALと似ていて「モチーフだったりするのかな」とか、見かけただけで目頭がちょっと熱くなったりした時期よりは確実に快方へ向かっている。
本当にね、だいぶ良くなったんですよ……このままかさぶたが剥がれないといいな……!
こんなにも苦しくなるとは思わなかった。
良い作品をありがとうございます、ゲームスタッフの皆様。
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